筑波大学におけるオリンピック・パラリンピック競技大会
-その歴史と教育、そしてアスリートたち-

The Achievements on the Olympic and Paralympic Games of the University of Tsukuba
: Its History, Education, and Athletes

研究と教育

2019.03.28

「第1回筑坂オリンピック・パラリンピックキャラバン」を開催

 

2019年3月2日(土)附属坂戸高等学校において、「筑坂オリンピック・パラリンピックキャラバン」を開催しました。これは2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見るだけの「受け身」として迎えるのではなく、もっと一人一人が関わっていく「参加」の形で迎えられるように、様々な形でオリンピック・パラリンピックに親しんでもらおうという想いで、附属坂戸高校の私たち2年生が企画・運営したものです。

 

私たちは昨年末に行われた「筑波大学・文京区ボランティア育成セミナー」に参加しました。そのセミナーの中で江上いずみ客員教授の講義「グローバルマナーと異文化コミュニケーション」を受けました。この中で2020年を迎えるにあたり、私たちに必要とされている「おもてなし」の精神や海外から来た方とのコミュニケーション方法について学びました。私はこの講義を受け、2020年のホスト国、日本に住む者として、「マナー大国日本」と言われながらも「おもてなしの心」が欠如している日本人の実態など、改めて考えさせられることがたくさんありました。
ボランティア育成セミナーの後、この講義を私の在籍する高校の生徒にも是非聴いてもらいたいと強く思うようになり、「筑坂オリンピック・パラリンピックキャラバン」開催の運びとなった次第です。

 

当日は約50人の生徒が参加し、終了時には参加者から質問が出るなど、積極的な姿勢が見られました。3月12日よりカナダ校外学習を控えている1年生や、これから海外での活動に積極的に関わっていこうとしている生徒たちにとっては、グローバルマナーやコミュニケーション方法についてのお話が、また来年度大学入試を控えている生徒にとっては、面接対策マナーなどが勉強になり、とても有意義な時間となりました。

 

 

 

活動後のアンケートを見ても、参加者の半分以上からオリンピック・パラリンピックへの関心が深められたという声があがっており、当キャラバンの目的は大いに果たせたといえます。また、次回以降パラスポーツの体験をしたいという意見が多数寄せられたことから、講演の中で触れられたパラスポーツへも大きな関心が生まれたことも分かりました。
今後は、活動後のアンケート調査を参考にしながら、様々な企画を展開していきたいと考えております。

 

 

 

筑波大学附属坂戸高等学校2年 髙田伊知郎

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