筑波大学におけるオリンピック・パラリンピック競技大会
-その歴史と教育、そしてアスリートたち-

The Achievements on the Olympic and Paralympic Games of the University of Tsukuba
: Its History, Education, and Athletes

研究と教育

2019.12.03

本学で「Road to Tokyo 2020 第1回コーチング講習会」が開催されました Vol.1

Road to Tokyo 2020」とは、東京2020パラリンピック大会のレガシーを見据え、パラリンピック競技に関わる人材育成において、アギトス財団、日本パラリンピック委員会、東京2020大会組織委員会の3者で、相互に連携・協力していくために交わされた覚書のことです。

 

この覚書のもと、東京2020パラリンピック大会を契機としたパラリンピック・ムーブメントの更なる発展に向け、大会開催前からスポーツ先進国としてのノウハウを、アジアを中心とした各国のパラリンピック委員会と共有し、パラリンピック競技に関わる人材育成プログラム事業を通じた国際貢献への取り組みが行われています。

 

その取り組みの一環として実施された「第1回コーチング講習会」が、2019年11月に3日間の日程で筑波大学で開催されました。

本学は、座学・実技講習で使用する講義室や体育施設、その他設備などを提供しました。

 

概要とともに、当日の学内での様子をご紹介します。

 

 

概要

 

主催

アギトス財団、日本パラリンピック委員会、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、筑波大学

 

日程

2019年11月20日(水)~11月22日(金)の3日間

 

開催場所

筑波大学 筑波キャンパス 各講義室及び体育施設

 

内容

各競技の国際競技連盟の講師によるコーチング講習会(座学・一部実技)です。

パラパワーリフティング、柔道、パラテコンドー、パラアーチェリーの全4コースで、アジアの16ヵ国のパラリンピック委員会から、合計42名が受講者として参加しました。

 

 

当日の様子

 

開講式

 

講習会開催初日である11月20日(水)9:00~9:30に開講式が行われました。

 

アギトス財団のJonas Oliveira 氏より参加者を歓迎する挨拶で始まりました。

アギトス財団が取り組んでいる”Road to the Games”プロジェクトについて紹介が行われ、日本の主催団体へ改めて感謝の言葉が述べられました。

その後、日本の主催団体の代表者3名から参加者へ歓迎の挨拶があり、講習会で指導を担当する講師たちの紹介がされました。

 

講師として、Dan Kent 氏(パラパワーリフティング)、Ian Johns 氏(柔道)、Chakir Chelbat 氏(パラテコンドー)、Usman Dildar 氏(パラテコンドー)、Vincent Hybois 氏(パラアーチェリー)、Martin Joseph Rogers 氏(パラアーチェリー)が参加しました。

 

 

 

本学からは、真田久教授(筑波大学教授・つくば国際スポーツアカデミー長)が歓迎の挨拶を行いました。

 

 

 

「Tokyo 2020 プログラムに参加できて非常に光栄です」と受講生や講師陣を歓迎し、柔道の父でもあり、筑波大学前身の学長を23年以上務めた嘉納治五郎先生について言及しました。

その中で、「性別や年齢、障がいや国籍を越えて全ての人々に体育教育を促進した」彼の取り組みを紹介しながら、「筑波大学でパラスポーツとその教育の歴史に少しでも寄与できることに意義を感じます」と挨拶しました。

 

 

真田教授の他には、日本パラリンピック委員会の井田朋宏事務局長、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の布村幸彦副事務総長(COO)が登壇しました。

 

 

 

開講式の終わりには、参加者が集まり和気あいあいとした雰囲気の中、記念撮影が行われました。

団体写真の他、各主催団体の代表者との個人写真を撮る列もできるなど、参加者はそれぞれ交流を楽しみました。

 

 

 

開講式の後には、真田教授の案内で、大会組織委員会副事務総長の布村 氏が、つくば国際スポーツアカデミーを見学されました。

 

(左から、仲前 氏 / 組織委員会、布村 氏 / 組織委員会 副事務総長、真田教授 / 筑波大学)

 

 

 

この後は、早速競技ごとに場所を移動し、講習会が始まります。

 

その様子は、次の記事でご覧ください。

 

 

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