2022.08.25
「想ふ『東京2020』~」と題して、体育ギャラリーをリニューアル
本学の体育ギャラリーにおいて、「想ふ『TOKYO 2020』 嘉納・金栗から2020筑波大学アスリートへ」と題して展示をリニューアルした記念として、2022年3月31日にオープニングセレモニーが開催されました。
リニューアル後の体育ギャラリーとその周辺には、嘉納治五郎・金栗四三から東京オリンピック・パラリンピック1964大会と2020年大会までに関する資料・記念品など90点以上が展示されました(写真1、2)。
写真1
写真2
中でも、東京2020大会で金メダルを獲得するなど大活躍した本学と附属校の現役生と卒業生(筑波大学アスリート)の写真を盛り込んでデザインされた巨大パネルは、セレモニー出席者の目を引きました(写真3)。
写真3
また、メキシコ1968大会などで金メダル8個を含む計12個のメダルを獲得した加藤澤男名誉教授が東京2020大会の聖火リレーで使用したトーチやユニフォームも飾られました。セレモニーに出席した加藤名誉教授は、展示されたトーチを前に「コロナ禍で行われた大会ではあったが、本当にいい大会になった」などと感慨深げに語りました。
嘉納が70代の時にしたためたという直筆の書も、初めて公開されました。大林太朗体育系助教によると、「天下で大きな成功をなす者は皆、努力をしています。名をなす者は小さな積み重ねを大事にしている」という意味の書だといいます。大林助教は「筑波大学アスリートにもつながる人生の教訓です」と解説しました。
展示室全体は今回のリニューアルで、“つくばブルー”の三本線を基調に彩られました。このデザインは、筑波大学大学院芸術研究科を修了した石河孝浩氏(丹青社)がボランティアで手掛け、嘉納や金栗、そして野口源三郎という本学ゆかりの3名のレジェンドたちと深く関わった柔道(帯)や駅伝(たすき)から想起され、世紀を超えて筑波大学アスリートに受け継がれる精神を表しているといいます。
展示は2023年3月31日までの予定で、土日・祝日を除く平日に一般公開されています。