2019.11.27
「ParaFes 2019」にてボランティア活動を行いました
2019年11月16日(土)に、公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、パラサポ)主催の「ParaFes 2019」と関連イベント「i enjoy!!パラスポーツパーク in ParaFes」が武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開催され、筑波大学理療科教員養成施設(学生1名、教員2名)、附属視覚特別支援学校(生徒2名、教員3名)、筑波技術学校(学生5名、教員1名)に所属する視覚障がいの学生たちがボランティアとして参加しました。
当日は、一般のボランティア参加者と一緒に、戸惑いながらもコミュニケーションを取り合い、来場者に楽しんでもらうとともに自分たちも楽しみながら活動を行いました。
適宜対応できるノウハウを活かすことで、事前の打ち合わせやマニュアルに頼らない対応ができる視覚障がいボランティアが、一人でも多く増えることをこれからも目指していきます。
今回のボランティア参加は、日本財団ボランティアサポートセンター(以下、ボラサポ)の協力のもと、実施されました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のコンセプトの一つに「多様性と調和」が挙げられている中、ボラサポでは、筑波大学理療科教員養成施設の宮本俊和前施設長(元教授、現筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室室員)と協力し、視覚障がいのある方々のボランティア参加促進に取り組んできました。
これまでに、視覚障害者の大会ボランティア説明会の開催(昨年9月)や、昨年11月の「ParaFes2018」、今年3月の「パラ駅伝 in TOKYO 2019」(いずれもパラサポ主催)、6月の東京おもちゃショー※にパラサポが出展した「i enjoy!パラスポーツパーク」での視覚障がい者のボランティア参加などを行っています。
※東京おもちゃショーは日本玩具協会主催
ボランティア参加者(写真提供:日本財団ボランティアサポートセンター)
イベント概要
ParaFes 2019
パラスポーツの普及啓発を通してインクルーシブ社会の実現を目指すライブエンターテイメントイベントです。
パラアスリートやパラアーティスト、国内外の人気アーティストが登場したパフォーマンスで、大いに盛り上がりました。
当日の様子などの詳細は、ParaFes 2019公式サイト及び日本財団パラリンピックサポートセンタ―のニュースリリースをご覧ください。
i enjoy!パラスポーツパーク
障がいのあるなしに関わらず、子どもも大人も一緒になって楽しめるパラスポーツ体験イベントが、「ParaFes 2019」と同日開催されました。
武蔵野の森総合スポーツプラザのサブアリーナにて、車いすバスケットボールやボッチャ、パラアーチェリーなど、過去最大規模となる8競技のパラスポーツ体験コーナーが用意され、大盛況となりました。
イベントの詳細は、日本財団パラリンピックサポートセンターのサイトをご覧ください。
ボランティア活動の様子
当日は、「ParaFes 2019」と「i enjoy!パラスポーツパーク in ParaFes」に分かれて、一般のボランティア参加者とチームを組んで活動しました。
ParaFes 2019
筑波技術大学の学生・教員計6名が、メインアリーナの入場ゲートで他のボランティア参加者とともに、入場者へ配布物の受け渡しを行いました。
視覚障害ボランティア5名は各レーンに分かれ、健常ボランティアと一緒に活動をしました。
ボランティア活動後は、他の参加者とともにParaFes2019を観覧しました。
i enjoy!パラスポーツパーク
筑波大学付属視覚特別支援室学校・理療科教員養成施設の学生、生徒、教員計8名が、サブアリーナのボラサポブースで活動を行いました。
ブースでは、点字ブロックを並べて作ったコース上を、目隠しをしてどれだけ早く歩けるかを競う「コツコツ点字ブロックタイムトライアル」が行われ、ボランティアは①受付、②点字ブロック・白杖の説明、③来場者にアイマスクをして点字ブロックを歩いてもらいタイムを測定、④点字シールの配布、を行いました。
ボラサポスタッフ4名、視覚障がいボランティア10名、健常ボランティア15名がチームを組んで活動しました。
受付
点字ブロックタイムトライアル
筑波大学理療科教員養成施設の宮本俊和前施設長、学生、生徒、教員、ボラサポスタッフ